もうひとりの息子の作品情報・感想・評価

「もうひとりの息子」に投稿された感想・評価

JBOY

JBOYの感想・評価

4.0
パッケージからけっこう重い話かなぁと思ってたけど 前向きな話でとても良かった。
国同士 としては対立して憎み合っていても
相手側の立場になるという目線が出来た時に(それは育てた息子が別の家族だったという特異な状況がもたらした事だとしても)
きっと分かり合える事があり、気付くことがある。現実的にはこんなに手を握り合うことは難しいことかもしれないけど、希望を見出そうとする姿はとても美しい。

このレビューはネタバレを含みます

結構重いテーマ。
疲れた時に観るには辛すぎた。

タイトルでだいたいの察しが付くと予想していたが、思いの外複雑でした。
入れ替わっていた、なんて内容はそこまで珍しくもないけど、人種をテーマにしているから難易度の高い家族ドラマになっている。

なんとなく暗い気持ちになってしまったけど、実は真逆の主張を訴えている作品なんだと知ると、ちょっと楽になれた。
様々な偏見があろうと、同じ人間なんですよね。
慢性化する政治的対立の中で生きる人々にとって、自らのアイデンティティとは何か。
自分の本当のルーツが、18年間信じてきたものと正反対だったと知るというのは、どれだけ苦しいことだろうと思う。

当人の少年たちが、悩みながらもお互いに歩み寄り、交流を深めていくのが美しかった。実際、そんなにあっさり受け入れられるものなんだろうか。これから彼らはどうやって生きていくんだろう。

それにしても、18年たってからやっと分かるなんて遅すぎである。

”ユダヤ人の自分”が大事だった
いまは意味を失った
ユダヤ人でもアラブ人でもない
(ヨセフの劇中セリフ)
zak

zakの感想・評価

3.7
久々にガツンとくるテーマの映画を観ましたよ。
タイトルからも察しがつくかもしれませんが、湾岸戦争の際に取り違えられた赤ん坊…その事実を知った家族の物語です。

しかも事実が発覚したのが息子たちが年少の頃ではなく、成人間近の18歳という年齢…それでいて敵対するイスラエルとパレスチナという人種も宗教も異なるという非常に酷な状況…

産みの親か?育ての親か?
血の繋がりか?共に過ごした時間か?
アイデンティティの喪失なのか?

今作は選択を強いるような映画ではなかったことがせめてもの救い。
親たちの苦悩ももちろんありましたが、息子目線で進行して行くストーリーが良かったです。

一番ショックを受けているであろう息子たちが柔軟に明るく振る舞う姿に感銘を受けたし、重苦しくなりそうなラストもある種の爽快感のような後味を残して良かったと思います。

でも実際にこんな事あるの?と気になって調べてみると、日本でもそういった事例は確認されていて、ちょっと怖くなりました…(-。-;
cowboy

cowboyの感想・評価

3.9
どしん。ずきずき。
イスラエル、パレスチナのリアル。ユダヤ人、アラブ人のリアル。家族のリアル。
でも、同じように"神に"感謝をする。
自分だったらどう感じるか、どう選択するか。
選択の余地はないけれど、昨日までの敵が、自分だったら、敵とは、、?
りょう

りょうの感想・評価

4.3
まぁ!あの可愛らしかったジュールくんがいつの間にか大きくなって、素敵な青年になっていました!
フランス映画祭横浜の「ぼくセザール~」で来日した際、バトーで一人静かに遊んでいた姿がとてもなつかしい。。。
俳優を続けていたのね。これからも応援します。
yasuka

yasukaの感想・評価

3.0
ただの入れ替わりでも大変なことなのに宗教の問題で余計ややこしいことになってた。
にしてもラビあっさり見捨て過ぎやろ。それほど厳格なものなのでしょうけどね。

最後のシーンが印象的。
ゆき

ゆきの感想・評価

2.8
両方のお母さん、もっと悩み苦しむのが普通じゃないかな?
18年という長い月日を、そんなに簡単に忘れられるの?
お国柄なのか何なのか。
息子たちも素直過ぎるような。
紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2018.7.11 CS

語り口が直球すぎるし着地もなんか微妙だが、ビーチでアイスを売るシーンに出てくる女の子たちがロメールの映画みたいなのは良かったです
tori

toriの感想・評価

4.4
平和な2つの家族に残酷なシチュエーションが突然降りかかる
それぞれの思い、こだわり、プライド、文化などの紆余曲折を経て終盤に向かう

パレスチナとユダヤ両サイドからの言い分と両地域の暮らし向き
アイデンティティの定義
ユダヤ人であることへのプライド
学ぶことの多いストーリー

隣人でありながら憎み合う民族同士なのに息子の帰属に事が及び協調、親密性が突然発現
世界中の紛争解決のヒントにもなりそうなメタファー
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