チュニジア風の民族音楽や船内の壁掛けの柄、美味しそうな料理など惹かれる要素がたくさんあった。個人的にはかなり思い入れのある映画。
この映画の魅力的なところは登場人物たちが悪口を言い合ったり、噂話をしたりするが、いざとなったら協力してくれているところが人間の持っている良い面悪い面をうまく表現している。また主人公が寡黙な性格に設定しているのも、周りの活気ある人たちとの対比になっていて、主人公の人物像がわかりやすく感情移入しやすい。
この映画を観て、リムが面倒見がよく、彼女なしだったら物語として成立していないことを考えるとパーティーをつくるのを頑張っている人たち(リムは特に)の成功を祈りたくなる。