まつこ

赤い航路のまつこのレビュー・感想・評価

赤い航路(1992年製作の映画)
4.0
船上で出会った二組の夫婦の愛の話。

軽薄な優男がハマるヒューグラントのむっつり感が活きていた。ポランスキーみてたかな?ってくらいお花畑な回想からどんどん狂っていく感じが好き。年末の高揚感がさらに哀愁を引き立てた。

冷えた足をあっためたりホットチョコを作ってくれるイケオジがどんどんモラハラになっていくのがヤバい。黄金の滝って…そういうことやってる人ってほんとにいるのかな…どこに興奮すんのかな…性癖って無限大なんですね…

スケスケのネグリジェで踊り狂ったり、朝からイチャイチャして早すぎる絶頂と共にトースターがぶっ飛ぶ画が最高。

欲張り過ぎたんだよって言葉がすべて。愛おしいから憎らしい。

「見え方は感情に左右される」
まつこ

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