古池

赤い航路の古池のレビュー・感想・評価

赤い航路(1992年製作の映画)
4.3
「これほど激しく憎み合える相手とは二度と会えまいと思った」

遊園地での接吻が危険。死の接吻だった。牛乳のシーン、卑猥。
最初は単なる、のろけ話かと思ったけど好きだな。
「全て神聖だ」って言うけど、あんなに甘々で清楚だったのに、もうそんなんじゃ興奮しないんだよ!って展開は、悲しい。岡崎京子の漫画で、そんなのあったな。
刺激とか嫉妬とかを総動員しないと、確認できなくなっていくのでしょうか?いやでも、ここまでして情熱を維持しようとするなんて、ちょっと尊敬に値するのでは?……と思ったら、しょうもない男だな。
尊敬できなくなったら、他人との共同生活は終わりなんですよ。官能とかなんとかは、二の次です。
官能的な映画なんかじゃなくて、精神的にぼろぼろになるストーリーだって知らなかったから、意外。
ごめんなさい。リアル知人には言い難いけど、私、この映画すごい好き。
あのパーティーシーン最高だったのに。あそこで終わっていたら個人的には、最高。
古池

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