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ウォーム・ボディーズのusiのレビュー・感想・評価

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)
2.9
原作未読。
…が、まぁそんなややこしい内容の作品ではなかったです。
最近は名作+ゾンビがチョコチョコした流行なのか…
『高慢と偏見』+ゾンビに続いて今作の『ロミオとジュリエット』+ゾンビを鑑賞。
ゾンビと人間の恋物語なのですが たがゆえにゾンビの設定に結構ゆるさを感じました。
その辺はコメディー部分なのでまぁいいと思わなくも無いです。
こうなると「ゾンビ」というモノの存在は日本における「貞子」のような物で
恐怖の対象と言うより如何に茶化すかになってる様な…
その部分含めて楽しめる人はこの作品お勧めだと思いますが
ゾンビの持つ圧倒的な物量から来る恐怖や死の匂いがあってこそゾンビ
と言うコダワリ派の方には向かないと思います。
こんなのゾンビじゃないという感じじゃないでしょうか。
今作はその根底に恋物語があるので中途半端な状態のゾンビ…
肉が削げ落ちたり足や手や下手すると上半身だけで這いずり回るような感じのゾンビはほとんどいません。
前半の方にチョロっとそういった描写がありますが
ほとんどはフレッシュなゾンビと
ゾンビの成れの果てと思われるガイコツと呼ばれる皮と骨だけの存在のモノだけです。
なのでグロテスク苦手の方でも序盤部分を乗り切れば
後はロミオとジュリエット的恋物語を十分楽しめる作品ではないでしょうか。
それと音楽のチョイスがハマまる方にはハマるチョイスになってるんでは
と感じました。
観る前の期待値がそんなに高くなかった所為か
ゾンビがゆえに不器用なRとヒロインの恋物語、結構面白かったです。
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