り

ウォーム・ボディーズのりのレビュー・感想・評価

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)
3.6
ここに出てくるゾンビは、俺には凝り固まった思想に取り憑かれた人のように感じた。例えば、特定の思想を盲信するウヨブタやパヨク、あるいはラディカルすぎるフェミニスにそっくりである。実は、彼らはめちゃくちゃに考えているようで考えていない。なぜなら、言動の最終決定権を握っているのは、彼ら自身ではなく、むしろ依拠している思想だからである。まさに、思考停止状態、いわばゾンビ化しているのである。
ゾンビ化した人々に必要な処方箋が「愛」である。愛こそが、凝り固まった思想を解きほぐすことができる。なぜなら、愛し愛される経験は、過度な思想への傾倒を防ぐからである。また、他人の気持ちを考えられる寛容さがあれば、聖書の如き盲信には至らない。
り