このレビューはネタバレを含みます
きっかけは雨の日、お互いのことを共有していく日々を小刻みにテンポよく展開しながらも、
確実に少しずつ刻まれる2人だけの当たり前と、
お互いには見えないお互いの日常とその想い。
2人を繋ぐ真っ直ぐな想いと万葉集、
そこに降り注ぐ2人を引き合わせた雨。
本当の想いとは裏腹に2人の間に線が引かれそうになるものの、
本音の受け渡しが2人をまた繋ぐ。
エンディングの後まで観て救われたなと。
きっと2人は再会する。
詩的で、情緒的であり、個人的。
あの日の最後に受け取った大切な想いと言葉を信じる。