吉倉光希

言の葉の庭の吉倉光希のネタバレレビュー・内容・結末

言の葉の庭(2013年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

「入野さんが好きなら」とおすすめされていた映画。
相変わらず美しく、私の知ってる新宿と違う……となる。しかしながら、雨が降ってる時に駅のホームから見上げた、どこもタワーのあの感じは私も見たことがある。どこか異空間に繋がっていて、吸い込まれそうなあの感じ。すごくわかる。そしてそこから、雨に閉ざされた物語が始まる。

最後に結局雪野先生が帰ることを決めたのは生きるためというのはあるんだろう。あの辺ではもう仕事できないだろうし、家のバックアップがないと苦しいはず。それをタカオくんはどうすることもできないし、高校捨てるわけにはいかない。そうなるよなと思う。

階段のシーン良かったなぁと思う。ああいう激昂、入野さんすごく人に訴えるところある……。あのシーンのタカオくんはたぶん天邪鬼だったんだと思ってるけど、実際どうなんだろう。

行きたいところがあるならば、靴がなくても走っていけ。
泥まみれでも、濡れても、怪我しても。
吉倉光希

吉倉光希