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小さな悪の華のkurtのレビュー・感想・評価

小さな悪の華(1970年製作の映画)
3.3
カトリックの寄宿学校に通う、2人の思春期の少女。夏休みに入ると実家に戻り2人で遊ぶようになるが、サタンを崇拝してみたり、2人で悪さをしていく内に次第にエスカレートしていく話。

公開当時は各国で上映禁止になった問題作で、今でも問題になりそうな描写が多数。
脚本の段階で上映できないと言われていたのに無理矢理作ったらしい。笑

思春期の危うさとか残酷さはよく描かれているのだが、個人的にはヘラヘラと笑いながら度を超えたイタズラをする2人が非常に胸糞悪かった。
そう思わせる2人の体当たりな演技が効いていたという事でしょう。(監督の思惑通り。笑)
フランス映画らしい音楽も、ずいぶん効果的に使われてるように感じた。

中々の衝撃的なラストで、非常に後味の悪い独特な雰囲気のある作品でした。(褒めてる)
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