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小さな悪の華のしのレビュー・感想・評価

小さな悪の華(1970年製作の映画)
4.0
耳に残るBGM
イッツ・ア・スモールワールドのテーマに似ている。
それを少しだけ悪に寄せた感じ

聖メアリー学園という嘘みたいな名前の学校で暮らすアンヌとロール。
アンヌの髪型がウルフカットのような、個性的で可愛い。
2人の悪事は全然笑えない。立派な犯罪者。

親に縛られた生活から逃れたい、悪いことをしてキャッキャ騒ぐ姿は若者の象徴。
現代だったらInstagramに放火した自撮りを載せるタイプ。

キリスト信仰のフリをしてサタンに身を捧げる2人
儀式の手作り感
厨二病を拗らせています


夏休みに起きた幸せな時間とその終わりまで



ミサで頂く聖体のパンを100枚集めて川に流すシーンは綺麗。

女体を晒し誘惑したり、鳥を殺したり、放火したり、挙句の果てに…
悪気があるのか無いのか分からない所が不安定


ラストの学芸会のシーンは良かった。

美しいし、ずっと画になる描写でした。
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