だいご

小さな悪の華のだいごのレビュー・感想・評価

小さな悪の華(1970年製作の映画)
3.1
なんか浅くない??
ラファイエット夫人の『クレーヴの奥方』にはじまり、ラクロの『危険な関係』、コンスタン『アドルフ』、スタンダール『赤と黒』、ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』、コクトー『恐るべき子供たち』を最後の傑作とする繊細極まりない心理小説の伝統があるフランスの映画だし、そういうところから何ら汲み取れてなさそうな辺りが、より浅く感じてしまうのかもしれない。
監督が、この映画だけでほとんど終わったのも何となく理解できる。
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