みぜ

永遠の0のみぜのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
3.7
原作が出版された当時、百田さんがインタビューで、
我々は戦争を経験した人達から直接話が聞ける最後の世代、と言っていたのが印象的で、そこから私も意識的に戦争に行っていた祖父から当時の話を聞くようになった。

私の祖父は戦争について話してくれる人だが、人によっては語ることを拒む人もいると思う。

そんな祖父の弟は特攻隊員だった。
終戦までに敵地にカミカゼとして特攻する事なく帰還できた人だった。
いつも朗らかで優しく、笑顔が素敵だったおじさん。その笑顔の裏では、辛い経験もたくさんあったんだろうな。

数年前に亡くなってしまったが、当時の事を教えてもらえばよかった。

原作は最後の方大号泣した記憶があるが、映画はそこまで泣けず。
ちょっとラストがファンタジー要素強かったからかも。

近々、鹿児島の知覧特攻平和会館に行く事になり、過去に得た戦争についての知識の掘り起こし、そして特攻について書かれた本をこれから読む。

私たちは、知る権利と知る義務があるんだと思う。
みぜ

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