戦闘シーンは心揺さぶられる。
高い操縦技術に惚れ惚れする一方、特攻出撃の必然性に残酷さを感じ胸に詰まるものがある。
今では、銃などで撃ち合うゲームにハマっている人が多いが、こういう映画を見ると、なぜ娯楽になるのだと不思議に思う。決して楽しいとは思わない。時代錯誤と言われるかもしれないが。
そうは言いつつも、特攻を分かっているようで、私は事実しか知らなかった。そこにいたひとりひとりのストーリーに目を向けると、涙なしではいられない。
自分の先祖を含め、戦争体験を聞いたり、本格的に調べてみたいなと思った。
遅くはない。世代が完全に途絶える前の今が最後のチャンスとも言える。
宮部のように、こんなにも真っ直ぐ人のために生きられるだろうか。
平和が当たり前で忘れてしまう。
私も今よりも強く信念を持って生きていこうと背筋が伸びる思いだ。
