アマプラでの見放題配信が終わると聞いて、ずっと後回しにしていた本作を急いで鑑賞。もっと早く観ておくべきだった。
他の方のレビューにも書かれていたが本作は各演者の演技力やキャラクター立ちはもちろん、宮部という人物のアイデンティティをいろいろなフィルターを通して描かれているところにあると思う。かたや臆病者と呼ばれ、かたや英雄とされる人物。それぞれのエピソードと回顧シーンがしっかり作り込まれていて、感情移入できる。
また現代との比較や人間の繋がりもしつこくない程度に、かつ重要な要素としてしっかり描かれているので非常に見応えのある骨太な作品になっている。
日本の戦争映画のなかでも王道テーマだけど一味違う唯一無二のスパイスが効いた作品で、私的にはすごくよかった。