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永遠の0のTTのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
3.5
確かに特攻兵が居たのは事実です。「ラーゲリより愛を込めて」とは違ってストーリーは実話では有りませんから作らないといけないのはわかります。
 しかし、だいぶ無理やり感が最後の方に感じました。特に宮部は生まれ変わって帰ってきましたという場面…他の表現の仕方が浮かばなかったのか、場面的に感動シーンの筈が無理やり感が否めなかったので感情移入出来ませんでした。
 しかし、主人公である孫が宮部の知り合いを数珠繋ぎで渡り合う展開はとても良かったのと、景浦のキャラクターがとても好きですね、終盤の場面のヤクザに囲われそうになった時に刀を振りかざして助けてくれた方が居たという所、絶対景浦ですよね!主人公と二度目に会う序盤のシーンに、景浦が「その刀は人の血が通ってる」と言ってたので恐らくその時に使ったモノだと。
そして彼が最後にニヤっと笑いながら艦隊に特攻するシーンで恐らく正義と優しさは建前で、この零戦の機体で艦隊にぶつけられるのはオレだけだという彼の負けられない想いと今まで散ってきた仲間の為にも絶対に成功させるという想いが最後の彼のニヤついた理由だと思います。
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