ぽむさん

リアル 完全なる首長竜の日のぽむさんのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

見終わったあとにじっくり考えるとどんどん気付ける描写が出てくる映画。
綾瀬はるかの演技がよい。



部屋の描写がどんどん変わっていく。
寝室部分に壁があり→壁が無くなり→水が張り→その水が部屋全体に広がる→寝室で怖さを思い出す

尚且つ、一番はじめに佐藤健が部屋に入るシーンのアハ体験のような照明?演出が違和感をうまく醸し出している。
あれは、今思えば海の中を思わせたかったのかな。そして、強くドアを叩いたのはもりお。

こういう部分に気付いたら途端に面白い映画になった。


カメラを止めるな!じゃないけど、気付かせる映画は面白い。息苦しさが苦手だし、一見つまらないんだけど、気付くとぐいぐいくる作品。

(しかし、シトロエンをあんな風に運転させちゃうのはどうなのかしら。シトロエンはもっと優雅な表現で使ってほしいという希望あり)