前半で、黒沢の世界観を満喫できる。この人の画はほんとに怖い。フローリングに無機質に転がる死体、棒読みの台詞、目の焦点があってない。薄汚れた白い壁、まがりくねったこれも白い病院の廊下に突然現れる中谷美…
>>続きを読む原作未読
結構面白かった。
現実と意識の境を曖昧に。しかし、よく見ればはっきりわかる演出をしてくれる丁寧さは流石。作品自体が監督と相性よさげ。
ただCGVFXをみるに、予算がない分、割食った印象…
以前、途中離脱したけど頑張って鑑賞。
設定や世界観は好みなはずなのに相変わらずノレず。。なんでだろう。
しかし、随所に黒沢清節の冴え渡る美術や表現がなされていてこれだけでも見る価値はあった。
(気…
センシングという植物状態の人の意識に入り込んでコミュニケーションを取るという先端技術を核にしたストーリー。途中の逆転の展開は面白いと感じた。
首長竜である必然性がよくわからないことと幼い頃の罪にはフ…
メジャーな俳優、メジャーな原作、かつてないメジャー規模で執り行われる中でも黒沢清の弛まない作家性に拍手を。
ミステリー小説が原作ということで前作『贖罪』と比べたら圧倒的にこっちの方が黒沢清に合って…
首長竜に襲われるシーンはシュールで面白かったけれど、他は全然駄目だった。
まぁ、黒沢清も
「映像としては首長竜が人間を襲うシーンを撮りたいっていう欲望に支えられて。それが撮れれば、他はいらない。」
…
自分とは別の人間の意識に入れるという意味で、「インセプション」と同じような状況設定が生まれる。
だがあちらほど敷居が広くなく、むしろその世界観は限りなく小さい。
中盤くらいで世界を逆転させる展開が…