亜硝

ファイナル・デスティネーションの亜硝のレビュー・感想・評価

4.7

地味に初見。
表面的にエンタメとして見ても、ヒトコロスイッチという発想が見ててとてもおもしろい。死の順番にはルールがあるという部分を暴くミステリ的要素もワクワクするし楽しい。

死神を過度にビジュアル化しないことによって、敵が「運命」というあまりに強大で無慈悲な敵であることが強調されて、独特の雰囲気を放っている。不在による存在感とはこのことか。

なによりも素晴らしいのは、高いエンタメ性とももにメッセージ性が非常に優れている点。「我々の命はいずれ終わるし、それは突然訪れる」というメメント・モリをこれより上手く表現できてる映画ってあるのかな?本当に完璧な映画だと思う。
ファイナルデスティネーション(最終目的地)というタイトルも最高。たまんないですね
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