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世紀の光のspacegomiのレビュー・感想・評価

世紀の光(2006年製作の映画)
4.2
前半パート、公園や病院の庭?といった屋外のショットはもちろん、屋内のショットでも必ずガラス越しに木々がある。木々が揺れるたびにたちあがるエモーション。歯科医師のコンサートのとことか最高だった。後半パート、舞台はうってかわってビルが立ち並ぶ都心の病院。反復と差異がデジャヴや夢といった記憶にまつわる感覚を呼び覚ます。屋内からのショットで木々が映ることはほとんどない。前半はほぼロングショットだったが後半はアップ多し。全編通してきめきめの照明、溶けるような時間感覚の見せ方に脱帽。なんかところどころホースマネーを思い出した。
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