よしおスタンダード

明治大正昭和 猟奇女犯罪史のよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

3.8
No.3814

『小池朝雄のトラウマ級の演技』

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NHK『アナザーストーリーズ 運命の分岐点 阿部定事件~昭和を生きた妖婦の素顔~』で紹介していたので視聴。

・・・番組内容に唖然。ひとかけらも阿部定に共感できるところなんかなかったし、この映画も、石井監督の熱量は十分に感じられたが、

二度と見たくないと思った(笑)。メンタル弱い時に見たら間違いなくトラウマになるわ。

じゃ、なんで3.8もつけてるのかというと、やっぱり阿部定本人が出てるから。言ってること矛盾してるかもしれんが、

映画を完成させるために、ここまで監督たちが執念持ってたら、そりゃその点だけは評価せざるをえない。よく本人を引っ張り出せたもんだと。

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NHK番組の中で、阿部定のやったことに対し、「女性としてなんかわかる気がする」とか、

「これがほんとの純愛~」とか、犯行動機に共感してる人たち、マジでどうかしてると思った。狂ってる。

人の命が奪われてる事実は、どこへ行ってしまったのだ・・・。