明治大正昭和 猟奇女犯罪史の作品情報・感想・評価

明治大正昭和 猟奇女犯罪史1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:92分

3.4

「明治大正昭和 猟奇女犯罪史」に投稿された感想・評価

阿部定さん本人にインタビューする吉田輝雄や、連続強姦殺人魔役の小池朝雄が気持ち悪くて最高です。
石田吉蔵=藤竜也のイメージがガッツリある上に、この映画ではよりによって「異常性愛記録 ハレンチ」の強烈ド変態おじさん若杉英二が演じてるので全然話に入り込めず。「だよ~ん」て言い出さないかそればかり気になった。

吉田輝雄の熱い深刻顔からの無能な総括。

高橋お伝の土方巽は良かった。
20200502鑑賞。雑誌ラジオライフで取り上げていたので観てみた。女に纏わる昭和の事件を再現フィルムのようにして4篇をオムニバスにしたもの。阿部定本人を登場させるとはね。
dodo

dodoの感想・評価

4.0
輝男祭りである。
たんに、石井輝男が好きなのである。
女性は恐ろしい?
様々な女性が起こした猟奇的な事件の数々や、被害にあう女性たち。
愛ゆえの狂気?異常性欲?
異常と、正常の境は何処にある?
これらの事件は自分には関係ない?
そうなんだろうか・・
落ちがないのが、現実世界さながらである。
oVERSON

oVERSONの感想・評価

4.8
小池朝雄がヤバすぎる。ケヴィンスペイシーの8倍はヤバい。
あとガチ定に驚き。
2020-78
【ストーリーなしの超アンバランス映画】2

レイプされ自殺したらしい妻の解剖をするはめになった解剖医(この検死のシーンが牛の解体みたい。意味なくグロでヤバイ)が、死の謎のヒントを求めて猟奇殺人の捜査ファイルを読みふける、その内容を再現ドラマ風に、オムニバスで見せる、ただそれだけ。オチはない。
ゲスで人でなしで女とやることしか考えてない男ばかり出てくるのだが、それを「女の体の魔性のせいか」などとあたかも人のせいのように言い放つナレーションが最高、いや最低。「劣情」という言葉がぴったり、トータルで何が言いたいとかそういうストーリーなしの、全編これ劣情映画だ。そして圧倒的な虚無感というか不条理なまでの終わり方。もちろんここで虚無を感じるのは観客です。涙
しかし、長短取り混ぜ5本ほど入る劣情芝居の一本一本はなかなかの出来。まず演じるみなさんが最高。女性陣はみんな美人で肉感派ぞろいで、めちゃくちゃレベル高いです。個人的にはつのだじろうのマンガみたいな三白眼のつり目がなんとも魔性な、藤江リカさんがイチ押しかな。
男性陣も小池朝雄がシリアルキラー小平義雄を大熱演(歯が汚いのがステキ。でも声と歯並びはいい。笑)。若杉英二が色っぽい旦那役。チョイ役も由利徹、大泉滉、加藤嘉…とさすが石井輝男の豪華さ。
自分はよくわかってなかった阿部定や毒婦高橋お伝の話をしっかりと見られたのも良かった。お伝が雪の中斬首で処刑されるシーンは、首切りが土方巽なんだけど、クリス・ペプラーそっくりで爆笑。なぜか切り損ねるペプラー、血だらけで転げ回るお伝。朱色の血が雪を染めていく…。
演出は安定感あるし、ひとつひとつの絵も綺麗だ。しかし、全体としてはひどい(笑)。というか、余計なストーリーを入れずに劣情だけをつるべ打ちした石井輝男は、やっぱり信頼できる男だ。
リキが入った演出の無駄遣いすごいもうセックスと殺しのワンツーパンチ連続でうすーく延ばされて(ったってそれが望まれてたんだから仕方ないけど)麻痺した頃に阿部定と吉田輝雄の井戸端会議、あそこだけがと言っちゃいたい人と人とが交わる箇所、「生きていた」のテロップボケは無視するとして。小池朝雄の独壇場でお腹いっぱい、白目のとこ光ってんのやっぱり照明当ててんのかなとか思いながら、疲れたよわたしは。
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

柴ギ沢シンイチ「みなさぁあん、お耳拝借予告編の柳沢真一ですよぉお~。毎度ご来場くださいましてありがとうございます。女性の凶悪犯罪を仔細に検証するガーエー、猟奇女犯罪史。猟奇女犯罪史。検証の結果、何にも結論は出ませんが、めくるめく女性の裸体、乳房、血しぶき、首チョンパ、股間チョンパ、青空強姦なんでもござれのショッキングシーンの総合デパート。ぜひ、劇場でご鑑賞くださいね。」



例によってオムニバス形式。女性が引き起こした4つの凶悪事件でガーエーは構成される。

①ホテル日本閣殺人事件
②阿部 定事件(+象徴切り事件)
③小平事件
④高橋お伝(お伝ちゃん、マジラブ。)

初見の人は漏れなく、②阿部 定事件に度肝を抜かれること必至。
なんと、阿部 定ご本人が登場する。
ご本人紹介のテロップが凄い!
"生きていた 阿部 定さん"
どうなってんだっつーの!
オープニングのキャストクレジットにて"阿部 定"とあり、「ん?」と思っていたらご本人って。ひっくり返った。
吉田輝雄が橋の上で年老いた阿部 定にインタビューするのであるが、よしゃあいいのにやっぱり質問するんである。
吉田「なぜ、男性のイチモツをちょんぎったのですか?」
阿部 定の回答が凄まじい。
阿部「まぁ…そのぉ、…男のナニを持ってくしかないですよね…」
どうなってんだっつーの!
吉田「はぁ、なるほど…」
どうなってんだっつーの!
石井ぃっ!コンプライアンスっ!

で、阿部 定事件の回想シーンにてイチモツをちょんぎられる情夫 石田吉蔵の役を若杉英二が演じるのであるが、若杉英二を見ると、条件反射でウルトラ変態ガーエー「異常性愛記録ハレンチ」のド変態 深畑の記憶がまだまだ自分の脳内にこびりついていて、まともに見ちゃいられない。
話し言葉の語尾に"~だよぉおん♥️"が今にも飛び出すのではないかとハラハラしっぱなし。
大島渚の"愛のコリーダ"が馬鹿馬鹿しくなりさうである(観たことないけど)。冗談じゃないよっ!

あと、凄いのが③の小平事件。
小平義雄の連続強姦殺人事件の連続強姦殺人シーンを丁寧に連続強姦殺人しまくってスクリーンに映しまくるというショッキングシーンのオンパレード(さすがに本人は登場しない。死刑済みだしね)。無理矢理性暴行された経験のある女性は普通に正視に耐えない作品だと思った。
エグさが凄い。
小平義雄を我々の小池朝雄が演じるのであるが、キチゲエ役をしっかり演じ切る!360度どっからだう観てもただのキチゲエ!舌なめずりのおぞましさ!

で、我々観客はふと気付く。
我々観客「(…というか、そもそもこの小平事件、男が犯人じゃねえか!女の犯罪じゃねえぞ!)」
という我々観客 渾身の脳内ツッコミに対して、最後にフォローが入る。
ナレーション「女性の体内に潜む魔性が犯人の男を狂わせたのか…」
とまさかの連続強姦殺人は、女性側に問題があるというまとめ方で、我々観客もいよいよ言葉を失う。
石井ぃいっ!


阿部定事件シーンの後、"象徴切り事件"ということで、四国やその他で起きたチンコ切り事件の一例が流れるのであるが(世の中には阿部 定以外にもチンコ切りはあった!そういや最近だと弁護士の人が切断されてたね)、四国の学生とタバコ屋の婆さんの情事でチンコ切り事件が勃発したらしく、その学生を由利徹が演じるというとんでもないシーンを我々観客に見せつける。やっぱり胸毛がボーボーなのである(胸毛もあるのよ♪)。情事相手の婆さんが本当にしわくちゃの80歳くらいの婆さんで、その婆さんが由利徹のチンコをちょん切るという、ほとんど前衛芸術みたいな話であった。オシャマンベ!

やっぱり、狂ったガーエーでした!
現場からは以上です!

定三毛 心の一句
「ちょんぎるの 観ていてホントに 痛さうだ」
(季語:ちょんぎる→ちんこ→亀→緑→新緑→夏)
一

一の感想・評価

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セックスにまつわる殺人事件の実録オムニバス。「生きていた阿部定さん」ご本人登場に感激。強姦殺人魔を演じる小池朝雄が気合い入っててステキ。由利徹(肌着がシミだらけ!)と大泉滉はチンコ切られ要因。
雄八e

雄八eの感想・評価

2.0
‪石井輝男監督のいわゆる実話路線といわれる一作‬

‪後年の石井輝男監督らしいふわふわ感が無い分、時代とはいえ、ハンセン病に対する偏見や、小平義雄事件で女性側に非があるような言い回しは流石に不快‬

‪とはいえ賀川ゆき絵のあまり他では観られない可愛らしい女性キャラ、小池朝雄の堂に入った狂人の演技は、どちらも非常に見応えあり

‪阿部定氏本人に「生きていた阿部定さん」とテロップをつけて登場させるあたり、岡田Pによる当時の東映の異常さが感じられる‬