chihiro

わたしはロランスのchihiroのネタバレレビュー・内容・結末

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

もっかい見たい
いや、すごかったな。
すごかったな。

色々いっぱいあるからいっこずつ

映像的に感じたこと

心の中を映像化するのが凄い。
というか、心の中の感覚を映像にしてる感じ

フレッドがロランスの詩集読んだ時の水とか。

滝のように落ちてくる水が
フレッドが抑えていたロランスへの
溢れかえる気持ちをもの凄く表現してて
びっくりやった、うわぁ。と。笑

それと、ロランスとフレッドが再開して
旅行に行った時の
空からいろんな服が降ってくるシーン。

『服=外見』な訳でいろんな色の服(外見)があるように、いろんな中身がある。
降ってくる服の中を歩いて行く2人は
『外見なんか関係ない。』と言った感じで
セリフなし、映像だけでここまで伝わってきた。
凄すぎる。うわぁ。
視覚と感覚的にこれを感じさせる映像。

でもその後に、外見が関係ないなんて嘘!と
フレッドが言ってるところがおもしろいよね。
心がものすごく揺れてる感じした。



次に、LGBT要素を取り入れてるのに
誰もが感情移入するような
人生をかけたラブストーリーね。

恋人が女になるってゆう、
この時代には少なくなってきてるとは思うけど
LGBT要素を受け入れられない人でさえ共感するラブストーリー。
ラブストーリーだけでも凄く見応えあった。


『リリーのすべて』も同じような題材で映画を作ってて、それもそれで良かったけど
それとはまた違う視点で
結末とも関係あるけど、どうやって相手を受け入れるか、許し合うのかと言った具合に
2人の愛のありかたが見えておもしろい。


フレッドがキレたシーンは
スカッとしたね。それにあの怒りには
いろんな感情が沢山詰まってて
愛してる人が好奇な目で見られることの苦しさ
自分がロランスを受け入れきれてない混乱と
ロランスが怒りもせずに黙ってる事
その他もろもろ、、、

スカッとしながらウルッとするという。笑



久しぶりに長くなった笑
これ作った監督が当時23歳というから
さらに驚き桃の木ですよね。

素晴らしかったです。
chihiro

chihiro