グザヴィエ・ドランの作品に接するたびに、そうであったかもしれず、でもきっとそうはならない自分のことのように感じることがある。
この『わたしはロランス』(原題:Laurence Anyways)は、…
自分には主人公の振る舞いが非常に身勝手に映った。
女性として生きたいという告白そのものの事ではなくその伝え方…執着する程好きな相手へ打ち明けるのに相手への思いやりを感じなかったこと、
驚きという期…
主人公のふたりの間には、どうにもならない分かり合えなさが横たわっている
恋愛の催眠状態から目覚めて残ったものは何だったのだろう
何かを取り除いたり付け加えたりしても自由はどこにも見つからない
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2025-68〈32〉
わたしは俳優ドランよりも監督ドランが大好きで、そんな中でまだ手をつけていなかった今作。168分という長さの映画をやっぱり配信で家で観るのには抵抗があって、やっと劇場で観るこ…
苦くて美しい作品だった。
とにかく、音楽、色、カメラワークが最高
わたしもロランスに惚れそうになったよ
愛があればどうでもいいのよ!とはいかず、愛ゆえに結びつけないふたりが人間らしくて綺麗だった
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家を特定して外壁ブロック1つをピンクに塗るなんていう狂気じみた愛は私だったらぶん殴りだが劇中だとオワァ〜スゲェ〜となった
逃避行先でのシーンがリアルですごく良かったしなんとも言えない気持ちになった
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