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わたしはロランスのいのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.2

10代の頃に観た記憶では、
雪景色の中降りしきる服達の
圧倒的な色彩美の印象しか
無かったけれど、
深い愛ゆえの苦悩や葛藤が胸に響いた。

ストーリーだけで観れば
残酷なまでにリアルなのに、
ファッションからインテリアに至るまで
その非現実的な美しさが
決して不自然に映ることもなく、
両立させているところにドランの
力量を感じる。

印象的な場面は沢山あるけれど、
女装をするロランスに集まる
視線の表現の仕方が秀逸だった。
また取材シーンでの
視線がそんなに大事?というくだりも
印象深い。

しかし、ラストにあの場面を
持ってくる演出、、ニクいなあ!!
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