おかもと

わたしはロランスのおかもとのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
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隠すと偽るって別物やと思うけど、何かを隠してると偽ってる気分になってしまうのはなんでやろか。表されていることがそのまま本当のことだとは誰も思ってへんやろうに、それだけが本当であるかのようになってしまったりする。
明かさずにはおられないときに、自分っていう枠組みの中には他人が含まれてるってことをわかるような気がするけど、でもわかるっていう態度の中に他人を含めることって出来る?

セクシャリティということばが包含するものは何?身体的なもの、精神的なもの、見た目の問題、中身の問題、自分に求めるもの、他人に求めるものなどなど、これらはひとつのことばで括られるものなのか、でも括れちゃうような気もしてしまうのは、そういう括り方が通用するように成り立っている社会に生きているからなのか、全然そんなことないのか。

カメラワークがダンサーインザダークに似てるからトラウマを思い出してしんどなった笑フレッドのカミングアウトが話の肝なんやと思う。