工藤蘭丸

わたしはロランスの工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
3.7
チネ・ラヴィータも、いよいよ今月一杯で20年の幕を閉じることになるようで、おそらくこれが最後かなと思って見に行って来ました。

クロージング企画のグザヴィエ・ドラン監督特集だけど、性同一性障害で自分を女だと思っているくせに、恋愛対象は女性という、相当レアなケースのラブストーリー。

それではうまくいかないのも当然と言えば当然で、3時間近くも掛けて当然の結末に帰着するのでは、どっと疲れが出ただけでしたね。

作家の自伝風の描き方だったので、もしかしたら実話ベースなのかなとも思ったけど、そういうわけでもなさそうだし、何だかあまりピンと来ない作品だったかな。

まあ、演出には結構凝っていて、それなりの見どころはあったけどね。