のんびり映画

わたしはロランスののんびり映画のレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.4
グザヴィエ・ドラン映画という新しい体験
今までに観たどの映画とも違う形容しがたい後味の残る映画だった
セクシャルマイノリティーの映画には感情移入しがたいし苦手だったのだが、この映画にとってみればストーリーが見所ではない気がする。
一見必要のないような周囲の人々の顔を映していくシーンや、何気ない風景。どのシーンを切り取ってみても素晴らしい画になっていて見ごたえ十分。特別な絶景などを映しているわけじゃないのに、息をのむほど美しいシーンばかりで息苦しかった。
音楽の付け方も上手くて観客を惹きつけることに成功してると思う

好き嫌いはともかく特別な映画なのでドラン映画を一度観てみることを強くお勧めします!