レントン

わたしはロランスのレントンのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
3.7
見るなら邦題ではなく元のLaurence Anywaysを確認してからがいいと思う、タイトルで最初でるけど、英語さっぱりな人とかは意識しといた方がいいと思う、なんでこの邦題なんだ、、?

グザヴィエドラン作品は2つ目だけど、カット割とか写し方、音楽の使い方が彼らしいと思う

自分の性を30年目でやっとありのままにする中で起こる葛藤と、恋人、家族、周りの人々との関わり方を描いている。

見ていて結構しんどくて心痛むシーンもあって、幸せの形だとか、自分らしさとか、生き方そのものだったりを考えずにはいられない映画だった、もちろん楽しさ、素晴らしさも。
それでいて映画全体には少しお洒落な雰囲気があるのはドランの素晴らしさで、他の方も言ってたけど人を愛した時の景色の写り方がうまく映されてる。

身近な人間がジェンダーについてカミングアウトしてきたら、自分はそれを受け入れられるだろうかってことを考えながら見てました、どうなんだろう考えてみれば偏見と悪意だらけだが、、、


鑑賞後、何かを素敵だと思える心は大切にしたいなって思った。
いい映画だと思う。
レントン

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