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わたしはロランスのAOIのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
3.7
【人間の性と愛と葛藤】

たまたま先日、グランピングに参加したら、合コングループや家族連れの中に、男性五人のグループがいて、学生さんかなーと思ったら、数人が女性言葉で話していた
その笑顔がとても楽しそうで、やっとジェンダーフリーの時代が到来したかと嬉しくなった

ロランスがトランスジェンダーであることは、なんら問題ではないし、今作の設定年からも30年は経つ今、マイノリティーを隠さなければ生きにくい世の中は、そろそろなくなってきているように思う

男性としてのロランスを愛するフレッドの叫び声や台詞からは、非常に伝わるものがあった
9年間の葛藤は相当なものと察する

しかし、作中の表現を借りて言えば「異端」に対し、色々尋ねたり、見つめたり、眉をひそめる行為を「悪」として捉えることには違和感がある
無知による興味の場合も多いはず
理解するには、まず知ることから😉
というわけで、映画には日々お世話になっている

抽象的な場面は美しいが、主役目線で一方的に力で押し切られた感が否めない
散々振り回される、フレッドの夫、子供、ロランスの恋人•••彼らの哀しみは何処へ•••
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