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わたしはロランスのakaisoraのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
5.0
とても素晴らしい映画に出会えてしまった
観終わった後だけどまたすぐ観たい

ロランスは自身がトランスジェンダーであることを恋人のフレッドに打ち明ける
初めは拒絶するフレッドも次第に理解を示し側にいることを決意する
ロランスは女性として生き始める
誰もが受け入れるわけでなく、教師を免職されてしまう
その後2人は別れ、別々の道を歩いて
また燃え上がり
最後を悟る

愛し愛されて求め合うのにすれ違う悲しさや苦しさが怒りとなって爆発する
こんなに2人でいることが当たり前のように幸せなのに、どうしても長くは続かない

フレッドがカフェのクソババアにブチ切れたところ、スザンヌ・クレマンの目から火が出るかと思うくらい迫力があった

泣きながら会いに来たロランスを見て、テレビばっか見てる父親のテレビを担いでぶん投げたお母さんも、冷たいようでちゃんと母親だった

女物の服を着て学校に行くロランスを応援し、カツラを買って化粧を教えて、フレッドの支えがあっこそロランスも勇気を出せた

スカート履いて化粧して行った初日の教室で生徒の視線をただただ浴びてるなか、すっと手を挙げて空気変えてくれた女生徒とかよかった

再開した2人の無敵感
空から色とりどりの服が降ってくる
最後のバーはこんな結末最高かよって

フレッドの赤い髪とブルーの服の組み合わせが最高に美しい
ロランスもどんどん綺麗になっていく
音楽もかっこよくて撮り方も独特
ドラン監督の世界観、めちゃくちゃファンになってしまった
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