mimicot

わたしはロランスのmimicotのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.8

始まりから格上感。
どうしたらこんな風にいい写真が撮れるの?みたいな芸術的な映像。情景描写の映像も美しく、心に残るシーンがいくつもあった。青い空のもとカラフルな衣服が舞い散るなかキスをするふたり。天井から滝のように水が落下してフレッドを襲う。パーティ、、

ロランスの性同一性障害の苦悩と同時にパートナーであるフレッドの苦悩も描かれている。深い愛があるゆえ、心の奥底でいろんな形で繋がり続けるふたりの苦しみがひしひしと伝わってきた。
「白い煉瓦のひとつをピンクに」
ロランスの愛の伝え方が切なくて涙が、、
ふたりの結ばれた赤い糸が絡まって、もつれて、ほどけて、、そして、、
ラストの落ち葉が舞うなかのふたりの表情が好きだった。

この全てが芸術的な作品を撮ったグザヴィエ・ドランの才能に感服。23歳で!羨ましい‼︎

感動して寝つけなかったな。
mimicot

mimicot