ハミングバード

最愛の大地のハミングバードのレビュー・感想・評価

最愛の大地(2011年製作の映画)
3.9
 比較的最近の現代の戦争というか紛争を扱った映画。我々敗戦国日本人は先の大戦後の世界で起こる戦争には対岸の火事。ストイコビッチやオシム監督の語る言葉でやっと知る日本人も多かったと思う。同じ国の国民でありながら対立して、戦争=虐殺まで起こしてしまう人間の性はやはり経験しないと実感しにくい。日本人にとって西南の役なんて日本史の単語でしかない。現代の普通の生活を営む女性が、ある日突然戦争で恋人同士が敵対し、最終的には殺しあうという現実はこの地球が繰り返した人間の本質。アンジーが渾身の長編映画として監督をしています。アンジー監督の渾身の一作
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