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「最愛の大地」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

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ボスニアヘルツェゴビナ紛争(ユーゴスラビア紛争のひとつ)が舞台のエンタメ戦争もの。
中でも「Genocidal rape」についてが主な題材。Genocidal rapeはユーゴスラビア紛争から戦争犯罪として認められた比較的新しい言葉。日本語訳は虐殺レイプでいいのかどうかもよくわからない。
日本語版Wikipediaにはまだ項目がないけど、日本軍が南京で行ったGenocidal rapeは英語でしっかり書かれているのでびっくりする。ユーゴスラビア紛争のそれよりもボリューム割かれててインパクトが強い。信ぴょう性の低い証言をもとに書かれているみたいだけど、深く読まないひとはそのまま受け止めちゃいそう。もっとも反日プロパガンダではない可能性もあるからうかつなことは言えないんだけども。
閑話休題。
作中に名称は出てこないけど、女性ばかり集められた収容所はrape camps とのこと。これも対応する日本語なし。
主人公の女性は優遇されてて、若い将校に囲われることで複数の兵士からのrapeは免れている。
この映画ではセルビア人が加害者で、ムスリム(イスラム教徒)が被害者なんだけど、クライマックスの最中「いやいやお前たちが先だから」という会話が交わされる。
歴史を紐解けば1944年ムスリムによる、セルビア人虐殺が起こっていたのだった。(ググったけどわからず)
その後、パルチザンのリーダー、ティトのもとでユーゴスラビアは統一を果たす。
そのカリスマ性と少数民族を優遇する政策で、民族も宗教も異なるひとたちが共存する社会主義国家を実現する。
チィト大統領の死後、民族主義運動が高まりを見せてついには武力衝突に達する。
そんな流れみたい。
エミールクストリッツァの作品ともつながるし、「サラエボの花」ともつながるので、非常に勉強になった。
脚本、監督のアンジェリーナジョリーがすごいね。
面白かった!
【人道に対する罪が初めて成立した紛争】

続けて2回観た。
ずっと観たかった。
近所のレンタル店6分の1でしか置いてない。

3年続いた紛争下で敵同士でありながら
惹かれ合う2人のロミジュリ展開…と思いきや、そんな甘くは無い。
昨日の親友が、恋人が、今日は敵になる。
そんなSFみたいな事が現実に起こる。

ちょっと今まで観てきた戦争映画と違うぞ、と思ったのは、男と女の考え方の違いが顕著に現れているところ。
たった一言、何気ない一言に
その人間の核がまるごと投影される。
それを聞き逃さない事の大切さ。
どんなに相手が優しく、その時唯一の味方で、更にイケメンだとしてもね…笑

話の展開もウマいけど、とにかく主演の2人がもう…!!最高。
目の表情の移り変わり、少しの間や息遣い。
セリフには無い、動作にも映らない気持ちがダダ流れてくる。
美男美女というだけではない魅力。
キャスティングした人最高か!
2人が出てる作品を全部観たい所存…!笑

まずオリジナル音声×字幕で観て、すぐ吹替×字幕でもう1回観た作品なんてめちゃくちゃ久しぶりで興奮中。
そしてやっぱりオリジナルと吹替で言い回しが少し違ったりして、改めて1文字の違いって大きいなぁと思う。
「守りたい」と「守ってやりたい」とでは天と地との違いがある気がする。
今作はオリジナルがロマンティック多めで、
吹替が現実味多め。
あまり語りすぎない大事さってある。と思う。

ラストシーンのすぐ後にもう1回ファーストシーンを観るとグッとくる映画って
本当たまに出会うけど、この作品もその数少ないコレクションに堂々加えたい…*₍͘⚯̯૧₎

人間ってグニャグニャとその立場や状況で変わってしまう所が魅力であり、恐ろしい事でもある。
今日の大切な人が、明日もそうであるよう願う。

2017.11.09レンタルDVD
Tveitster

Tveitsterの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今の時代の日本に生きていることは、本当に恵まれているんだと実感する。
少し前にこんな紛争があったなんて。
ダンスシーンで油断してたら、いきなりの爆撃。
女性へのレイプシーンが多くて、目を背けてしまった。実際に、妊娠させて中絶出来ない時期になったら解放して、そのコミュニティを崩壊させる目的があったとか。同じ人間とは思えない。
今も完全に和解したわけではないようだけど、世界中の紛争が無くなることを祈るばかり。
yukko846

yukko846の感想・評価

3.9
ながら観になっちゃったけど、なんだかすごいいい映画だったぞ。アンジーすごいじゃないか。なんでこんなにマイナーなんだろう。暗すぎ、リアルすぎるからかな。正視できないようなシーンも多くてちょっとびびった。
いち麦

いち麦の感想・評価

2.0
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景に、敵対関係にある2派間の男女の恋愛を描いたA.ジョリー監督デビュー作。セルビア系によるボシュニャク系弾圧は非人道的で残虐極まりなく、まるで現代のホロコーストかと。
先を追いたくなるストーリー展開と雰囲気のあるカットで最後まで飽きさせない。ただ、ヒロイン=アイラの言動や表情が自分の目にはリアリティーなく映り、気持ち悪いほどの違和感を覚えた。最初のラブ・シーンの映像テイスト等は特にそう…。思わず、おいおい、これ違うよな〜って思ってしまった。演じたザーナ・マリアノヴィッチが美しく魅力的なのは、もう両手を上げて降参なのだが。
あとこの手の社会派の作品としては台詞から伺えるはずの情報量が致命的なくらいに少ない。対ムスリムという構図だけでこの地の紛争の複雑さを削いでいるのも何とも腑に落ちなかった。実に惜しい作品だ。
aya

ayaの感想・評価

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KINENOTEより/評点: 評価しない /鑑賞日時: 2014年11月13日 /鑑賞方法: WOWOW /鑑賞費: 0 円
劇映画としては、今作が初監督作品となるのだが、実は2007年に『A Place in Time』という実験的なドキュメンタリー作品を監督している。『A Place in Time』は日本では未公開となっているが、どんな内容かというと、アンジェリーナ・ジョリーや彼女の知り合いであるアン・ハサウェイやジャイモン・フンスー、ジュード・ロウなどのハリウッドスター達が難民キャンプや孤児院を訪ねるというもので社会派なものであったが、セレブの自己満足や売名行為と言われ作品としては、あまり評価されていない。

アンジェリーナ・ジョリー自体がもともと、セレブの自己満足なんて言われ方をしてきているのだが、そんな雑音を跳ね除けての初劇映画。しかも今作も社会派な内容なのだ。

どれだけ自己満足などと罵倒されても、アンジーの描くものは、戦争の悲惨さやそれによって引き裂かれた家族や絆、子供たちが犠牲になってしまう環境などと一貫して社会派なものばかりである。

セレブがカメラを同行させて、国の抱える問題や悲惨さを伝えることに関して、批判する人は多いのだが、逆に開き直って、売名行為だとしても財力や知名度のある人が行くことで助かる人達は実際にいるということだ。日本でも3.11のボランティアとして名乗り出た人達の中には、税金対策だったり、売名行為だったりする人は実際にいたのだが、その人達の行ったことで実際に助かっている人は多いわけで、お金持ちだからやれるんでしょ…なんてネットで批判ばかりして何もしない人より全然良いのだ。

国連UNHCRの親善大使を長く務めてきた彼女のワールドワイドで個性的な視点がドラマチックでありながら社会派な作品を作り上げている。極端な話、元々の理由が売名行為であったとしても、アンジーの作品で心を動かされて行動を起こす人が少しでもいれば、それはアンジーの功績と言えるのだ。

少し脱線してしまったが、映画の内容に戻すと、正直言って今作は傑作である。とても初劇映画作品とは思えないほどのクオリティで、アンジーが監督していると知らないで観るとヨーロッパのアーティスト監督が撮ったのではないかと思うほどだ。

「昨日の敵は今日の友」という言葉があるが、今作で描かれるのは「昨日の恋人は今日の敵」状態である。紛争によって敵味方に分かれた男女の悲劇を描いた作品ではあるが、この2人の関係性が実に巧妙に作られている。

「恋人同士」といっても、実はそこまで長い付き合いではないのだ。そのまま付き合っていたら、結婚していたかもしれないが、別れていたかもしれない…そんな状態の恋人同士だったのだ。

この微妙な距離感は、2人の心情に大きく影響している。「愛しているから国なんてどうでもいいから逃げよう!」ではなくて、深い仲ではないだけに国の方針や使命感と恋心、緊張感が極限の状況下で常に揺れ動く心情がとても繊細に描かれていて、人間ドラマとして見ごたえのある作品だ。

「好き」だと言うことが許されなかった時代を生きるしかなかった男女の切なくも美しい悲劇はアート的でもありながら、2人の視線を通して紛争の悲惨さを巧妙に描いている。

アンジーの監督作品は、その後の『不屈の男 アンブロークン』や『白い帽子の女』でも微妙で繊細な心の動きを描き出すことに成功している。

『マレフィセント2』など女優業は、最近上手くいってないアンジーだけに、女優業よりも、監督として活躍する方が今のアンジーには合っている気がする。
kiko

kikoの感想・評価

2.5
ボスニア紛争前に交際していたセルビア人のダニエルとムスリムのアイラ。デートの最中に紛争が始まり‥。んー。紛争の深堀りもなく、敵対する相手との恋愛も薄い。壮大に撮りたかったんだろうけど、こじんまりでストーリーも、とっちらかってる感。腑に落ちない箇所も多々あり。いまいちでした。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下のお話。

ムスリム人の画家とセルビア人警察官のカップルが紛争によって敵同士になり捕虜となったり、スパイとなり裏切ったり……

序盤、赤ん坊が泣き止まないから殺されたり、捕虜女性のレイプなど観るのがちょっと辛いかも。

アンジー作品なのだけど、国連親善大使ならではの作品かも。

見方にもよるけども、セルビア人はちょっと悪役感が強いのです。ほかの作品もだけど。






私は2000年頃旧ユーゴスラビアに住んでいて、この映画は1995年頃が舞台なので、めちゃくちゃうわぁーってなりました。映画後のNATO軍からの空爆のあった都市に住んでいたので特にね、とても悲しい。

なにが言いたいかというと、映画自体は良いけれど、私情でイイねとは言えないな。
あとどちらが悪役かは主観によるので、今作は女性目線なので、仕方ないよね。ただ、セルビア人めちゃくちゃいい人なので、今作で悪く受け止められたくはないな…。日本軍が韓国や中国になにをしたかも見方次第なのだし。
s

sの感想・評価

3.0
動画【字幕】
・友達や恋人が戦争で敵になる系の映画の中で一番きつい。近代だからっていうのもあるかも
・父親の洗脳なのかダニエル歪んでたなあ…アイラ恋人なのに常に見下してる感凄かった
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