こく

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪うのこくのレビュー・感想・評価

5.0
17年越しの完全続編。

ささやかな名美への愛の為、人生をボロボロにされた紅次郎が出会うのは、『冷たい熱帯魚』級の女家族! ボディをちょっだけ透明にしちゃいます。

簡単に紅次郎を幸せにしない石井監督は鬼。でも救いはちゃんとある。

エログロいしヤクザも歌舞伎町も相変わらずだし、グラビア女優はガンガンヘアヌードだすのに、切なくて美しくて愛らしい。

地上波ドラマで感動してる人は、騙されたと思って観て欲しい。小汚いおっさんにも
ピュアな魂と、他人につくすカッコ良さがある。まあ、ある場合も。

竹中直人演じる紅次郎はカッコ悪いけど、最高にカッコいいおっさんです。愛する人のためならば、とにかく頑張る。

欲を言えば続編を10年後でも観たい。

村木=紅次郎=車寅次郎とも言える。地獄版『男はつらいよ』だ。
こく

こく