ぼりひろ

ケン パークのぼりひろのレビュー・感想・評価

ケン パーク(2002年製作の映画)
2.5
ハーモニー・コリン脚本だから観た。ケンパークの級友たちを主人公にした群像劇で、コリンらしく主人公はみんな悠々自適ながらどこか自分の生活に鬱沸としており、その気持のはけ口としてただただドラッグやセックスに傾斜していくお話。コリン好きにはそこそこ楽しめる作品だった。
カトリックやマッチョイズムに裏付けされた古めかしく偏屈なアメリカの価値観、これに対する若々しいアンチテーゼという、いかにもコリンっぽい世界観が強調されているが、それを親というイコンに落とし込んでいるのは他作品ではあまりない試みかもしれない。
撮影が再現ドラマみたいでチープなのが惜しい。
ぼりひろ

ぼりひろ