こまだこま

ヴァイブレータのこまだこまのレビュー・感想・評価

ヴァイブレータ(2003年製作の映画)
3.9
最近なかなか映画を観るエネルギーがなく、とても久しぶりにアマプラで映画鑑賞をした。

変な言葉だけど、大人のボーイミーツガールロードムービー。
孤独を埋めるための手段や行為は虚しいかもしれないけれど、時には良薬となるのかもしれない。
後半、泣きじゃくる主人公を抱きしめる岡部の腕があまりにも優しく頼もしく見えた。世界で1人でも自分のことを包み込んでくれる存在がいること、それが救いとなるんだと思う。
余韻のあるラストがほろ苦く、でもすっきりもしていた。

1人でなんとなく選んで観たこの作品、今の自分にピッタリだと思った。主人公と自分で似ている部分があるからこそ考えさせられるところが多い。
主人公みたいに自分もほんの少しの歩数でも前に進めたらなと思う。

作品で使われているドライブ中の音楽が良い。
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