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ヴァイブレータのcalanqueのネタバレレビュー・内容・結末

ヴァイブレータ(2003年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「道連れにして」からのシーンが最高。 
朝焼けの中を走るトラック、車窓、そしてBGMがかっこよすぎて痺れた。しかも、はっぴいえんどの曲まで聴けるとは!
選曲が最高過ぎます。
正直、序盤のシーンがこの映画の最高潮。

中盤以降は病んだ女・寺島しのぶ劇場と化して、正直しんどかった。しんどい、って思わせるのは上手い証拠なんだろうけど。

吐いたり泣いたり喚いたり、手に負えない女をこれでもかと優しく包み込むトラック野郎・大森南朋。
道連れにしてもらって、少し元気を取り戻し、最初のコンビニであっさりバイバイ。

これって、病んだ女が頭の中で作り上げた妄想なんじゃなかろうか。私の勝手な考察?ですが…。
だって、トラック野郎は寂しい女にとってあまりにも理想的すぎて、リアリティのない存在だから。

ちょっとテロップを多用し過ぎだし、主人公が観てて辛いけど、BGMのセンスが個人的に大好きなので良作。
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