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ムード・インディゴ うたかたの日々のkaz666のレビュー・感想・評価

2.9
映像のマジシャン…と呼ばれているのかは分からないが、PVディレクターであるだけの表現であった。
同じようなユニークな映像表現としてはティム・バートンと比較してしまうが個人的にはゴンドリーが好き。
全体的に光の彩りが差し込まれたかのような印象で映像に質感をもたらしている。花が咲くシーンではあえてクレイアニメのように一枚一枚カメラ撮影してアナログに加工してある。
1つ1つの描写にこだわりを感じ、映像ディレクターとしての手腕が光る作品だった。
映像に関してはとても良かったのだが、映像を突飛にしてる上に、内容までごちゃごちゃさせていた為、最終的にやりたいことと、その必要性が不明瞭であった。ティム・バートンはそのへんがとてもうまい。内容はつまらないが、エキセントリックな映像と、シンプルな内容がうまく纏められている。
ただ誰しもが作れる映像ではなく、個人的に映像だけをメインに見すぎて内容は何も覚えていないので、参考にならなくてすみません、と謝辞。
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