何とも言えない不思議な世界観でした。
最初はかわいらしくてアホっぽい、愛を手に入れた喜びに満ちた色合いだったんだけど、後半になるにつれて段々色合いが無くなっていくのが何とも切ない。
全体的にかわいらしい描写がされていた。肺にスイレンが寄生するシーンでさえ皮肉にも。
愛のために生きたい、愛する人のために生きたいのが本心だろうし何を差し置いてもそうしたいのだろう。
だが愛のためにすべきことと、愛する人との時間は両立できない。
そういう愛のためにすべてを捨てきれないジレンマを描いた作品なのだろうか…。
ハッピーエンドが良かったなぁ…。