吉田恵輔らしさとらしくなさが同居する家族ものヒューマンドラマ
憎んでいた母が亡くなり納骨の為に母の地元を訪ね母の過去を知るにつれ気持ちが変化していく、という話。
吉田恵輔らしいブラックな笑いや何とも言えないいや〜な人間関係、田舎の独特の空気感、リアルでダサい人物描写が良いなぁと思える反面、後半の感動ゴリ押しな演出は吉田監督らしくなく急にどうしたって感じで冷めてしまった。
松田龍平の涙なんかはとても良かったが、それ以外のシーンはそれ口で言わんでくれってことをハッキリ口にしたり劇伴でウヤムヤにしていたりと、全体的にあまり上手ではなくもったいない印象。
堀北真希がちゃんと美人設定なのは凄く良かったし、基本おじさんおばさんしか出てこないのでその見た目の良さも映えまくり。
松田龍平が序盤以外ほぼ出てこないのにしっかりと存在感あるのが良い。