おしゃれな画面とかわいい洋服を見るだけの映画は嫌いだ。
あの男が、仕事に支障をきたすリスクを負ってまであの女を雇って、タイピング大会にのめり込む理由が全く分からなかったので、始めから終わりまでハマれなかった。
オープニングアニメーションは、とにかく良かった。ヒールで歩くアニメーションから実写に切り替わるところ、ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」のジャケットみたいだった。山場はそこで終わった。
濡れ場をわざわざ設けたのは何でだろう。気持ち悪かった。
『素敵な上司は鬼コーチ』
ティーンズラブ漫画みたいなキャッチコピー。いっそ邦題も「素敵な上司は鬼コーチ」にすれば見なくて済んだのに。
