マイフェアレディとロッキーをマッシュアップしたような不思議なおとぎ話だった。
「女のやる仕事」としてある意味無意識下で蔑視対象だったタイピスト。コンテストで優勝することでそれが主人公の社会進出の一手になるところに夢がある。
デボラ・フランソワのはつらつとした若さがとてもいい!先日観た「ある子供」とは違う"陽"の演技だなぁ。特に手元が注視される題材の中で、彼女のカクッと曲がった指のラインは、それだけで聡明さを表すモチーフのようだ。
エンドクレジットがしっかりタイポ調フォントになっていてキャワイイ~乙女風ビジュアルの作りこみにも素直に好感が持てる。おとぎ話だしね。