早紀

危険なプロットの早紀のレビュー・感想・評価

危険なプロット(2012年製作の映画)
5.0
数年前近所のツタヤでパッケージの美青年、エルンストウンハウワーに一目惚れ。
この作品でフランソワオゾン監督を知って大ファンになり、好きな映画監督は?と聞かれたら名前が挙がる監督の1人になりました。(スイッチの池松さんとの対談良かったな^ ^)
私は借りるものを決めないでビデオ店に行き、パッケージや背表紙のタイトルに惹かれて借りることも多いです。これはその作品の一つでした。大好きな映画!

国語教師ジェルマンと男子高校生クロードの放課後作文レッスン。クロードの書く内容がどんどん過激になっていって続きが気になってたまらなくなる。そのため教師としてあるまじきことをしちゃうジェルマン。でも確かにこれは気になる(^^;

物語が進むにつれてこれは現実なのか空想なのか分からなくなります。小説の中に現実にいるはずのジェルマンが登場して会話をしたり。官能的な空気が作品に漂っていて見てると何だかまどろむようなうっとりする感じがしてくる。クロードの目線とか手の動きとか、覗き見してる所など細かい彼の行動にもエロスを感じます。多分一緒になっていけないことをしている気持ちになってくるんでしょうね。

彼が惹かれる友人の母親は高2男子には心臓に悪い笑 あんなセクシーな女性が家の中にいたらそりゃ目を奪われる。同じくジェルマンの妻も。

美しく妖しい魅力たっぷりの青年クロード演じたエルンストウンハウワーはこの作品以降目立った活動がないみたいなので残念。結局クロードの計算高さに全員がしてやられましたね。ラストシーンも印象的。

☆101
早紀

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