KNG83

野獣死すべしのKNG83のレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1980年製作の映画)
2.9
★今ならPTSD認定かな?★
元従軍記者の伊達は、高学歴エリートの道から外れて銀行強盗を実行するが、めっちゃ勘のいい刑事に追跡されちゃう!

70年代の熱さと、80年代のクールさとの狭間の作品。でも鹿賀丈史が目立ちすぎて、松田優作としてはボンヤリしてただけの感じになる。松田優作(とスタッフ)の銃や軍のリサーチの甘さは「遊戯シリーズ」に続いて、ベトナム戦争一人芝居で露呈される…。

それはともかく、室田日出男の刑事の確証のない決めつけ捜査や、偶然銀行にいる小林麻美の巻き込み事故など、東京が丸の内から日比谷限定の世界であるならば、納得できるが…。途中で街頭ロケで死んだ銃器売人の佐藤慶も、かなりの無駄死にだった。
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