野獣死すべしの作品情報・感想・評価

「野獣死すべし」に投稿された感想・評価

skeim

skeimの感想・評価

3.8
松田優作がこの役の為に10㎏減量し、奥歯を上下4本抜き、役の身長設定に合わせる為足を数センチ切り落とそうと本気で考えていたという逸話がある作品。
役になりきる為にそこまで本気になれる役者が今の時代にどれだけいるのだろうか。
役になりきる為にそこまで馬鹿になれる事が素晴らしい。
俳優として本当に素晴らしいと思う。
俳優が好きというだけで、映画というのはどれだけ意味がわからなくともわかろうとする気にさせてくれる物だと思う。

劇中ほぼ瞬きはせず、長回しのシーンではほぼ10分間瞬きをしない役の怪奇さを表現している。
劇中に出てくる会話が好きでバーに行くと必ずXYZを頼んでしまう。
nao

naoの感想・評価

-
戦場で頭がおかしくなったカメラマン。
仲間になるウェイターさんもおかしいし
リップ・ヴァン・ウィンクルのおはなしは
あいだもオチも終わったあとも怖すぎる。
松田龍平さん翔太さんのおとうさんて
すごい役者さんだったんだなって思った。

銀行強盗…切なくて悲しいはずなのに
なんでこんなに美しく感じるんだろ。。
honmosuki

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4.0
難解かつ狂気な映画。戦場カメラマンの男が帰国後、狂気に取り憑かれ事件を起こすのがメインストーリー。ただ、不可解なことが多く、それこそが狂っていることを表現しているのだと思うが、色々と解釈ができそう。松田優作がまさに怪演。
jonajona

jonajonaの感想・評価

5.0
痺れた。
東京、警視庁の警部補が銃を奪われ殺害される。さらにカジノ強盗殺人が起きる。
連続殺人犯の追走劇かと思いきや違う。

アナーキーとも言える松田優作はすぐに顔を出して、彼が悪行の限りを尽くしていくさまをひたすらポエティックに追いかける驚きの犯罪映画だった。

彼の狂気は戦場カメラマンだった過去に由来するもので、いわゆるPTSDの果てに生まれたものかもしれない。外国・かつての日本での地獄を忘れて平和になっていく日本社会。そう考えると当時の日本にまだ燻っていた戦後のフラストレーションの匂いのようなものを、感じた気がして味わい深い。今思えば大好きな漫画『ザ・ワールドイズマイン』もこの映画の影響めちゃくちゃ受けてるのかな。伊達と真田の関係なんかもうまさにモンちゃんとトシのそれ。

この映画の奇っ怪な面白さを
濃縮してるなと感じるシーンがある。
見た人はわかると思う…あのスローモーションの射殺シーン。ほんとに変なの。まずスローの人混みの中、撃たれた男性が前のめりに倒れる。すると背後から松田優作が現れるんだけど…彼の現れる位置からだと『撃っても絶対そんな方向に倒れない!』って場所なんだよそこが…!笑
整合性とかはもう範疇の外で、感覚をガンガン揺らしにくる松田優作の怪演。
それがこの映画の肝なんだと思う。
ka28mar

ka28marの感想・評価

2.9
大藪春彦:原作
村川透監督 丸山昇一脚本
ハードボイルドなのを松田優作の狂気が上回って一人勝ちしたようなもの。
行っちゃてましたねwww
[R_HB]
松田優作出演の作品を恥ずかしながら初めて見ました。怪演とはまさにこのことを言うのでしょう。アングル固定のシーンが多々あり、舞台を見た感覚になります
酷かった…女性は観ない方が良いかと(´・ω・` 俳優陣の演技は素晴らしいです。
松田優作の目が
目がやばい
こっちが不安定になりそうな目しとる

ヒロインがやばい
美しすぎる

このレビューはネタバレを含みます

この映画の全てが、松田優作の魅力で構成されていると言っても過言ではないと思う。

映画を観ていてまず驚かされるのは、主人公である伊達邦彦の不気味さである。
松田優作と言えば長身で細身のスタイルが魅力的であるが、今回は減量に加え奥歯を抜いて顔をこけさせるなど、いつも以上に細く見える行き過ぎた役作りが印象に残る。
これによって、伊達が派手なアクションをしない場面はより静かに、狂っている演技をする場面はより恐ろしく見えるのが面白い。
特に狂った場面で言えば、やはり伊達が室田日出男演じる柏木刑事に『リップ・ヴァン・ウィンクル』の話をする場面が強烈だった。顔がこけているからこそ、その分目がギラギラして見える様が恐ろしく、正に「狂気」という言い方が一番似合っている。
どうでもいいけど、個人的には『ナイト・クローラー』のジェイク・ギレンホールを思い出した。

勿論その後の、戦争の狂気に取り付かれている思われる演技も非常に恐ろしいと共に、銀行強盗の場面で小林麻美演じる華田令子を殺してしまったがために、この世界で彼が救われることはもう絶対に無いという悲しさも感じさせられる。
だからこそ、本作のラストを「待ち伏せていた警官に撃たれた」と解釈している私にとってあの終わり方は、「伊達が戦争から解放された」という希望的にも捉えられるものであるのかと。

とにかく、こんな長ったらしい感想文は抜きにしても非常に奇妙で魅力的な映画であり、「カルト映画ってこんな感じなんだろうな」と再認識させられた。
DjKokiAbe

DjKokiAbeの感想・評価

5.0
今日は松田 優作さん
(1949年9月21日 - 1989年11月6日 享年40歳)の命日です
どの作品も大好きですが一本選ぶとなると、やはり『野獣死すべし』が強烈過ぎて圧倒的に大好きで毎年命日には追悼で観ています

この特異な役作りのため奥歯を抜き、8kgの減量をし本作に挑み、役者としての新境地を拓いた記念碑的作品でもあります
役になりきる上で身長が高過ぎるという理由で「可能なら足を5cm程切断したい」と真剣に語っていたとも…
本日11/6 松田優作さんの命日にテレビ東京の午後のロードショーでPM1:35分から「ブラック・レイン」放送、
DVD持ってますがもちろん予約録画しました
この映画は好き過ぎてレビューまとめれそうにないので思い出したらちょこちょこ更新していこうと思います

インスタに好きなシーンから動画を一部アップしました

https://instagram.com/p/Bpz9bzFjAGt/
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過去レビュー
この役の為に奥歯を4本抜いてジャンキー度を増した松田優作と鹿賀丈史のぶっ飛び具合が凄い
銀行襲撃で伊達に撃たれても最後まで一途だった小林麻美の最期の眼差しに涙
個人的に松田優作、邦画のカルトムービー最高傑作
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