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少女娼婦 けものみちのyのレビュー・感想・評価

少女娼婦 けものみち(1980年製作の映画)
3.9
緑色の制服を着た女子高生が本を読みながら自慰にふける。妙な形の人形を突っ込み喘ぎ、褐色がかった肌を暗がりにさらけ出す冒頭のエロさから、トンネルの中を自転車で駆ける颯爽とした青春に立ち返る流れ、最高。
“繋がる”ことへの憧れと好奇心からセックスをしたものの、その余りにも表面的な行為に対して絶望する少女。より大人な男を捕まえて吐く、「洗ってよ」という台詞が印象的。信じられないはずの愛や男、それなのに、いざ行為が始まると「愛してる」「気持ち良い」と思ってもいないような言葉が口をついて出てくる女。つい最近まで処女だった女が、その空虚な行為に、知らず知らずに惹かれている滑稽さ。神代だと『嗚呼!おんなたち 猥歌』の次くらいに好き。
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