見世物小屋の小人症の男が、サーカスの花形クレオパトラに恋をする。そこでクレオパトラは、男に多額の遺産があることを知る…。
1932年の映画。CGや合成は一切ない。リアルな見世物小屋の映像で、尚且つキャストも本物の団員たちを起用している。
異形と呼ばれる団員たちを「怪物」として扱う映画を、まずどのような気持ちで見ればいいのか。コミカルなテイストで描かれているので決して重く感じることはないが、その明るさが一周回って不気味さを生み出す。
当時は一部の国で公開禁止になるなど、かなり話題となったらしいが、その衝撃は今見ても変わらない。