フリークス(怪物團/神の子ら)の作品情報・感想・評価

「フリークス(怪物團/神の子ら)」に投稿された感想・評価

Tomoo22

Tomoo22の感想・評価

3.8
今、この映画が作られたとしても、とても前衛的な作品だと思う。

ずっと観たかった作品なので、観れてよかった。
一度は見ておくべき映画
子供の頃はこういう小屋はまだ巡業していたな
見世物小屋も子供プロレスも無くなったけどみんなプロとして逞しく稼いでいた
この映画の出演者の中にも大成功したり結婚して幸せになったものもいます
この人たちを見れないようにする社会こそ不自由な社会だと思うけどね
監督もサーカスで働いていた経験からこの映画を作っていますので彼らを上手く描いています。
rose

roseの感想・評価

3.8
画質荒すぎて、見にくかったけど
怖いというか神秘的というか。。
特異的なものだからこそ惹かれる。

この時代だからこそ作れたもの。

名前もなんだか、美しい。
もっとも、クレオパトラとヘラクレスは、フリークスではないのにもかかわらず最低な性格。
クレオパトラの笑い声がトラウマレベル。あんな汚い笑い声出さないようにしようと思った。

ヴィーナスとフロゾには幸せになって欲しいし、
小人の婚約者がなんて健気でいい子なんだろう。

因果応報とはまさにこのこと。
おどろおどろしい。したことは自分に返ってくる。

最後のシーンが衝撃的すぎる。
雷の音と、フリークスたちが迫ってくる。

そして、THE ENDの前のシーンも、凄まじくトラウマレベル。
ネタバレになるのでここまで。

記念すべき370本目
華

華の感想・評価

4.5
「小人の饗宴」も好きだったけど、これもすごく画面に惹きつけられた。
いくつかカットされた(失われた?)シーンがあるとかで、ぜひ全編を見てみたい。
サーカス団の紅一点だった女が最後はあんな結末に陥って、団員みんなで嘲笑するラストシーン、身の毛もよだつ怖さ
n0701

n0701の感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とんでもない発想で作られた1932年の映画。

CGなんて使わずに、素材の力と脚本で現在では絶対にありえない作品へと仕上げている。

この映画の素晴らしさは何と言ってもそのストーリーだ。

ある見世物小屋に閉じ込められた女。
彼女が見世物小屋に入れられた経緯を語る見世物小屋のオーナー。

女はかつてサーカスで空中ブランコに乗り、観客を沸かせる絶世の美人だった。

当時のサーカスは、見世物小屋の延長のようなもので、ピエロ、空中ブランコといった喜劇的でユーモラスな表現と共に、小人症、四肢欠損といった身体に障害がある者の働き場所でもあった。

この健常者と障害者が入り混じった空間で起こる悲劇が物語の中心である。

ある小人症のカップルは、まるで子どもが仲睦まじく「恋人ごっこ」をしているかのような振る舞いをする。本当の恋愛をしているかのような言動は可愛らしく見えるが、実は彼らは、小人症の大人だった。

そんな小人の男は、空中ブランコの女に恋をする。そして、まんざらでもないかのような女の対応に気を良くした小人の男は様々なアプローチを繰り返す。

女は別に小人の男に興味はなく「ヘラクレス」というマッチョな恋人がいたのだ。

ある日、小人の女が空中ブランコに「からかうのはやめてほしい。みんな笑っているのを知っている」と悲痛な叫びを訴える。しかも、「彼が幸せならそれでいい」と自分が恋人から外れることは厭わず、それでいて彼には悲しい思いをさせたくないからという健気な気持ちで訴えかける。

しかし、その過程で空中ブランコの女は、小人の男がサーカスと共に莫大な遺産を相続したことを知る。

その金を奪い取ろうと、空中ブランコの女はヘラクレスという男がいながら、その男と共謀して小人の男と結婚する。

結婚式の最中、楽しそうに盛り上がるみんなを尻目に「楽しすぎてこんなやつにまでキスをしてしまう」と花婿である小人の男を横にヘラクレスと熱いキスを交わす女。

そして、終いには女はヘラクレスと共謀して小人の男に毒を盛り殺そうとする。ワインに入れた毒を口にする小人の男。

すると、テーブルの真ん中で踊っていた男が全員に酒を分けてくれと言う。男は一つの盃に酒を入れ、テーブルに座る障害を持つ者たち全員で回し飲みをする。

そして最後に空中ブランコの女に戻ってきたところで、その場の全員がその盃を飲み交わし、自分らと同士になることを促す。

その時、彼女の中で何かが湧き上がる。

自分をお前ら障害者何かと一緒にするなと怒鳴りつけ、「フリークス」(奇形、奇人)と叫ぶ。

その言葉に凍りつく一同。

彼らの結婚はそこで終わりを告げる。

その後体調を崩した小人の男と馬車で移動する最中、馬車が横転しヘラクレスは男に刺されて殺され、外に逃げ出した空中ブランコの女は続々と現れる障害者のものたちに囲まれる。

彼女の犯した罪は障害者たち全員を陥れた罪だとして、彼女も障害者にさせられ、見世物小屋に入れられたのである。

それが見世物小屋のオーナーの語りであった。



なんとも奇妙で奇抜、頭のおかしい内容であるが素晴らしい。

実在するゼッケル症候群、小人症、小頭症、シャム双生児、四肢欠損、五体不満足の人たちが「化け物役」として登場し、最終的には健常者を自分たちと同じ境遇に陥れるという現代では思いついても絶対に描けないオチを実現させた超問題作は、結局のところ当時も問題作で、きちんと上映されず、観客もそのおどろおどろしい内容に悲鳴を上げたそうだ。

この映画の素晴らしさは「一人の傷は全員の傷。一人の喜びは全員の喜び。」と前置きをして彼らの境遇が、彼らの行動を正当化させ、さらに悲惨な出来事が彼ら奮い立たせる契機となり、絶対に越えられない壁として健常者と障害者を切り分ける「差別」にメスを入れ「小人と美女の恋」と言う「不似合いで不格好な出来事」を「不自然」と断じる健常者への問題提起にあると思う。

本来これは「見世物小屋」を見る健常者への警告だったはずだ。

だが見る人によってはただ障害者を見下し、妖怪扱いした映画だろう。

これが芸術だ。
TOTTO

TOTTOの感想・評価

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ゲテモノ映画的に扱われたり問題提起作品に見られがちだけど、そういうの抜きにしてこれは真っ当な愛の物語だと初めて観た時から私は思っている。
結婚パーティーのシーン、ハンスを見つめるフリーダの刺さるような悲しい目に全てが表れてる。
結局ブラウニングはいつも普遍的な人間の感情を優しい視点から描いている。泣ける。
京

京の感想・評価

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公開年:1932
監督:トッドブラウニング
イギリスで公開年から30年上映禁止
めしこ

めしこの感想・評価

4.5
レンタルショップではホラー映画のコーナーに並んでいたそうです。きれいごととか偽善者とかそういうことじゃなくてただただフリークスという健常者と違う部分を持った彼らに魅入ってしまうようなそんな作品でした。
Risa

Risaの感想・評価

3.7
8割が実際のフリークスが登場人物という、こんな映画は 誰にも真似できないですね。
話はコミカル、シンプル 爽快 な展開。

障害者も健常者も人間で、はて、健常者とは何を持って健常と言えましょうか。
健全な精神まで持ち合わせていないと 健常者とは言えないでしょう。

という訳で登場人物は全て歪んだ人間で構成されているとも言えましょうか。

いやいや、それよりも フリークス達の良さが溢れた映画でもあるんですね。
自然に生まれた人間ですから。
CGやら2Dなんかの違和感のある人間よりもずっと 愛着湧きますよ。

人に見せるべきものでは無い なんて言われていたなんて、見たことの無い人間を見ることが怖いだなんて、子供心を忘れた証拠です。
赤ん坊からすれば どんなものでも人でも 見たことの無いもので、それを 怖い と思わせるのは 大人なのだな と 考えさせられました。

編集されて 随分短い映画になってますが、カットされてる部分が か な り 気になります。
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