デジャブ

フリークス(怪物團/神の子ら)のデジャブのレビュー・感想・評価

4.0
どんなに綺麗な容姿をしていようが、内なる醜さは滲み出る。逆もまた然り。魂の美しさは奇形だろうが健常だろうが輝いて見える。
本物の怪物はどちらか。その審美眼を失わず持ち続けていたい。
醜人2人がヘラクレスとクレオパトラという、英雄と美女の名を持つのも皮肉が効いててよかった。大層な肉体と名をもってしても不潔で下劣な魂は隠せない。

小さい頃から障がいをもつ人が身近にいたのもあって、特に衝撃も違和感もなかった。見せ物にしてるような演出でもなかったし、自然な印象。上映中止にするような輩たちこそ差別主義者なのでは。