せい

フリークス(怪物團/神の子ら)のせいのレビュー・感想・評価

3.9
アマプラで「フリークス」でずっと探してたら邦題は「怪物團」なのね。まさか観れると思ってなかったので嬉しかった…。
出てくるサーカスの団員たちはCGは使っておらず、皆本当の(?)障がい者の方ということで、めちゃくちゃインパクトの強い作品。ラストシーンは残酷すぎて物議を醸したらしい。今観れているのはそのシーンをカットした64分版。90分版がどんな感じだったのかすごく気になるな。
結局、真の「フリークス」は誰だって話で。
そしてそれを観てる私たちが、この映画を観ながら思ったことが自分の差別意識なのだと思う。必ずしもマイナスな感情だけでなく。
「本物の障がい者を使った映画らしいぞ」って見るのも、その人を見世物としか見てない感じで同じ人間と思っているのだろうかと考えてしまうし、しかしそれを勝手に考えてる私のこの発想自体が、気にしすぎて差別している気もしている。自分の中の差別意識はなかなか変わらない。
「それは差別だ」と何でも気にしている人ほど差別をしているような。差別問題って本当に難しい。
「この映画は、あなたの心を写す鏡です」というキャッチコピー、すごくいいと思う。
ところで健常者の中で唯一彼らに対等に接していた2人のうちの女の人の方、いじわるな女の人と見分けがつかなくて(笑)
洗濯しながらその人のこと話してるシーンで、相手に直接言ってる!?って勘違いしてしまった。
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